ラブライブ!スーパースター!!第一話 感想 衝撃の1分半!!!

ラブライブ!スーパースター!!第一話、を見た。

物凄いテンポで濁流のように押し寄せる情報量、しかし全てが心地よく全身に染み渡る快感。

圧倒的な1話だった。

劇伴と映像が完全に一体化している気持ち良さはおそらく映像に合わせて音楽を作るフィルムスコアリングという手法が使われているはず。

そしてオーバーな感情表現をすることで情報が流れていかずしっかりと印象付けられている。

24分間継続し続ける快楽でガンギマってしまった。

言いたい事は色々あるが、特に冒頭の1分半について語ろうと思う。

 

まず少女が歌っているシーンから始まる。

この少女は主人公だろうという事は容易に想像できる。

これは無印1話を彷彿とさせるが、無印とは違い聞いている人からの視点が入る。

つまり実際に歌っているという事で、今回の主人公は歌が好きでギターが弾けて、恐らく作詞作曲もできる、そして聞いている生徒の反応からその才能が評価されていることがわかる。

このシーン、非常に作画が美しく、歌の良さも相まっていきなりガッツリ引き込まれるのである。

無印劇場版のエンジェリックエンジェルで超絶美人になるエリチを彷彿とさせる作画で、同じ人が担当していると自分は予想している。

歌が終わり、中学時代の自己紹介が始まる。

名前は澁谷かのん。誕生日、家族構成、好きな食べ物と言った基本的なプロフィールが提示される。

志望校は新設された結ヶ丘という高校の音楽科、夢は歌でみんなを笑顔にすること。

明るくハキハキと喋り希望に満ち溢れている。

そこから一瞬で場面が切り替わり、高校受験の実技試験へ。

そこには先ほどまでの希望に満ち溢れた明るさはない。

中学は外苑西中学。

歌が好きで才能もあるはずのかのんは、なぜかガチガチに緊張していて歌うことができない。

受験は失敗。

これが今回の主人公が抱えている問題であり、今後これを解決していくドラマが展開されることがわかる。

そこからまた場面が切り替わり、「バーカ」

突然のギャップ!!!さっきまでのキラキラ笑顔はどこへいったのか。

メガネをかけ髪をまとめてデコ出しの完全おうちモード。

家では口が悪く家族に反抗的。

リアルなJK感でこのギャップが逆にグッとくる。

 

はい、ここまでで約1分半なのである。

とてつもない情報量!!!しかし全てがすっと入ってくる。

信じられますか?

過去作と比較すると、無印は1分半ではせいぜい高坂穂乃果2年、歌ってる、廃校という情報くらいだ。

いきなり廃校がドーン!と出てくるのも相当なインパクトで衝撃を受けたが、今回の情報量はその比じゃない。

このわずか1分半で、もう澁谷かのんちゃんのトリコになっているのである。

この子を応援したいという気持ちになっている。

そう思わせたらもう勝ちみたいなもんでしょう。

 

もちろんこの1分半だけでなくその後もこのテンポで進んでいくわけだ。

クゥクゥちゃんが可愛いとかはもう言うまでもない。

挿入歌も素晴らしい。

1話でもう歌えた!までいってしまったわけで、これ普通のアニメだったら何話かかってんだろという感じだ。(これで完全に問題解決というわけではないだろうが)

もちろん詰め込めば詰め込むほど素晴らしいというわけではなく、絶妙なバランスで成り立っているからこそ面白い作品に仕上がっている。

 

1話はラブライブ!らしさを強く感じるものであったが、今までとは違う要素もちりばめられており、どう展開していくのか楽しみである。

個人的には平安名ギャラクシーすみれさんの活躍が楽しみ。

 

ぉゎ